めまい・動悸・頭痛・むくみなど
血圧低下による症状
ミノキシジルはもともと高血圧の薬として開発されたため血管拡張作用があり内服すると血圧が下がります。
たとえば、血圧が130の方が120に落ちると、血液の流れ方が変わってしまいます。
そのため、様々な症状が出ます。
●めまい…圧力が足りないため頭に血が上りにくくなり脳貧血のような状態を起こします。
●頭痛…脳の血管を拡張するため頭痛を引き起こすことがあります。
●動悸・息切れ・不整脈…内服を始めると血圧が下がるため全身の血流動態が変化します。そのため、動悸や息切れが起こることがありますし、不整脈が起こることもあります。
●むくみ…手足や顔などの抹消の血管が拡張することでむくみが出る場合があります。
血圧が低い状態に体が順応してくるとこれらの症状は減ってくる場合が多いですが、減らない場合も率は低いですがあります。
一番確実なのは内服を止めていただくことですので、御心配でしたら内服中止をお勧めします。
ただ、この副作用で重篤な問題を起こされた方は例がほぼ無いようです。
そのため、内服を続けたいという場合は減薬するか、あるいは循環器内科の専門医にかかることをお勧めしております。